ニュースレター

2020年 11月 4日発行
〇「オンデマンド型授業」とは?

オンデマンド型授業は、オンライン授業が注目される以前から導入している学校や塾もあります。

教師や講師はインターネット上に資料や写真、音声、動画などの教材を設置し、課題などを配布して、教材を見ながら学ぶ授業になります。

リアルタイムで双方向にコミュニケーションを取りながら授業は行えませんが、教師や講師への質問や学生同士のコミュニケーションは受講後にチャット画面などを使い、メッセージを行ったり、オンラインフォーラムで行ったりすることが可能です。



・「オンデマンド型授業」のメリット

この授業の利点は時間にとらわれず、学生が受講できる点にあります。先述した同期型オンライン授業は授業・講義時間を合わせて行う必要があります。

本来学校があった時間に行うため、基本的にはその時間を空けておき、授業に臨むものです。あまり問題はないかもしれませんが、塾の授業なども含めると利点の1つと言えるでしょう。

また、既に決まった資料や映像などを教材として利用するため、普段から画像や映像を見ているタブレットやスマホ程度の処理能力があれば受講できるため、データ通信量も比較的少ないことが多く、受講環境の負担も抑えられます。




・「オンデマンド型授業」のデメリット

授業を行う教師や講師は教材として使う資料などを準備しなければならず、その製作に時間がかかり、オンライン授業にすぐに移行できない可能性があります。

資料などを外部で製作されたものに依存するにしても、これまでの対面授業とは異なるスタイルをとることが必要であり、生徒の履修状況の把握方法を考えなければいけません。

何より出欠だけでは怠ける生徒も出てくる可能性があるため、授業の実施方法などについて模索と工夫が必要であり、安定させるためには時間がかかる方法でもあります。



・「オンデマンド型授業」が向いている授業

国語や数学、理科、社会、英語など解説を聞き、その内容に合わせて問題を解いて理解度を深めるような教科に向いています。