ニュースレター

2010年 8月 14日発行
毎日、元気に夏期講習がんばっている全国の皆さんへ
 
ストレス対策には、カロリー、ビタミン、ミネラルのバランスのとれた食生活が基本になります。よくイライラしたり集中力がなくなるのは血液中のブドウ糖の量が少なくなる、つまり低血糖の状態のときです。大脳のエネルギー源であるブドウ糖が十分に補給された状態、血糖値が安定していると、精神状態も安定しているといえます。
ところが問題は、ついつい甘い飲物やお菓子などを取り過ぎてしまうと、血糖値が一気に上がり、今度はインシュリンが分泌されて、血糖値は急に下がる。するとまたイライラしますから、甘いものに手がいく。こうした、低血糖と高血糖を行き来する悪循環に陥るわけです。
甘いものを取ると、消化吸収の段階でビタミンB1、B2、B6が必要になります。ビタミンB1は疲労感、気分の落ち込みを防ぐのに効果があります。ビタミンB群は抗ストレスホルモンであり、不足すると脳が正常に働かなくなりますから要注意。特にインスタント食に偏り、野菜不足の食生活が続くとビタミンB1が不足しがちになります。
毎日の食生活では、①バランスを考慮した食事②ミカン類や濃緑野菜、キャベツなどでビタミンA、B、Cを補給する③コーヒーなどの刺激物はなるべくひかえる、などを留意したいものです。
次に風邪をひかない食生活を心がけましょう。それにはビタミンA、Cを十分に取ること。ビタミンAは鼻の粘膜を強くしてビールスの侵入を防ぎ、Cはストレスに強く寒さという刺激に強いので風邪予防になります。キンカンやレモンのはちみつ漬けなどを用意しておきましょう。また、ビタミンAの多い緑黄野菜を取り入れます。
大切なことは塾前の簡単な夕食と塾帰りに食べる夜食のバランスです。塾前と塾帰りの夜食の合計が一食分のカロリーを超えないことが原則ですが、それとともに胃にもたれない消化吸収のよいものを。脂肪分の多いものは夜食としては不向きです