先日、大学入学共通テストが終わりました。問題を見てみると、やはり事前に言われていたとおり、受験生に対して、与えられた複数の情報を総合的に分析したり、多面的に物事を見る能力を問う問題が出題されていました。
近年教育現場でキーワードになっているのが、アクティブラーニングです。生徒が自ら考え、議論し、問題を解決していく中で、情報や知識をどう生かしていくかを学ぶ授業の仕組みのことです。今回の大学共通テストは、そういう授業を通して受験生が身に付けてきた能力を、テストを通して測るものになっていました。
アクティブラーニングにおいて鍵になるのが「好奇心」です。子供たちが能動的に学習に取り組むためには、好奇心を持つことが前提になるからです。学習する内容は様々ですが、普段の生活で起こること、見たり聞いたりしたことと結び付けて、「そういえばこの前こういうことがあったけれど、このことと関係があるのかな」と考えることがまず第一歩です。そこから、疑問を広げ、分析を深めていくことができます。
好奇心を持つことは、物事を他人ごとではなくで、自分のこととして捉えるために必要な事だといえるのではないでしょうか。
|