ニュースレター

2021年 2月 15日発行

学習で必要なことは、知識を身に付けたうえで知恵を働かせるということですが、まず知識を身に付けるためにはどうしても暗記が必要になってきます。では、どうしたらより効率的に暗記することができるでしょうか。


アメリカ合衆国第16代大統領のエイブラハム・リンカーンは、本を読むときに声に出して読むことで、内容をほとんど暗記できたそうです。また、彼は朝新聞を読むときも音読することで、内容を頭に入れていたそうです。


暗記をするときの工夫の仕方というのはいろいろなものがありますが、なかでもこのリンカーン流の「音読」するという方法は非常に有効な方法です。たとえば、英語の単語や熟語を暗記するときに黙ってその単語や熟語を見て覚えるのと、音読しながら覚えるのとでは頭への情報の入り方が違うことを実感できると思います。まだなさったことがない方は、ぜひお試しください。


ちなみに、これは暗記の話ではありませんが、この「音読」を有効に使う場面が他にもあります。それは、試験を受けるときです。問題文に目を通すときに周りに気を配りながら、口の中で、あるいは頭の中でその文を音読すると、文の意味が格段に頭に入りやすくなります。その結果、問題文を何度も読み返したりして時間が足りなくなったり、問題文の意味を取り間違えて不適格な答えを書いてしまったりすることが減ります。こちらも、機会があったらぜひお試しください。


以上、今回は偉人に学ぶ暗記術でした。