ニュースレター

2021年 1月 18日発行
かの発明王エジソンはあるとき記者に「電球を完成させるために何回も実験を重ね5000回も失敗したそうですがその時のお気持ちは?」と聞かれ、こう答えたそうです。
「5000回も失敗した?そんな事はないよ。5000通りのうまくいかない方法を発見するのに成功したんだからね!!」
5000回の失敗を失敗ととらえず、うまくいかない方法を発見した成功であるととらえる、とても前向きで力強い考え方が表れています。この考え方は、エジソンのように新しいものを生み出そうとするときにとても重要だと思いますが、学習においても非常に重要です。
塾の学習指導の現場で、年々、学習において間違うことを恐れたり、嫌がったりする子を多く見るようになりました。学習というのは新しいことを学ぶことですから、あることを学んでそれを活かそうとしたときに間違うことは多々あることで、自然なことです。ですから、それを恐れたり嫌がったりすることは学習の発展を妨げることになります。間違うことを恐れず嫌がらず、学習したことを積極的に活用していろいろな問題に挑戦してみる。そして、何度も間違いながら粘り強く学習を深めていき、応用力を身に着けていく。その結果得た学力は本物の学力になります。エジソンが膨大な数の「成功」を経て、世紀の大発明をしたように。
間違いを恐れず嫌がらず、間違いながら、同じ間違いをしないように試行錯誤しながら粘り強く考え、取り組むこと。これは今の子供たちに必要な力ではないでしょうか。